歯科医師は過剰ではないか?

最近日本では、歯科医師過剰が問題とされていますが、それには誤解されている部分も多いようです。
歯科医師の比率は全世界の中で考えてみても、過剰といわれるほど多くはありません。むしろ欧米比較すると少ないと言われています。
現在の日本における歯科医院は治療に対しての利益が低く、そのために、毎日数多くの患者さんを診察しなければ経営が成り立ちません。それにより、歯科医院同士の患者さんの争奪戦となり、その結果、歯科医師過剰問題として持ち上がったというわけです。

欧米では歯の治療はとても重視されていて、治療費も高めに設定されていますが、その分治療も一人一人しっかりと行うため、一日あたりで考えるとせいぜい10人ぐらいまでの治療となっています。時間をかけて丁寧に治療するのが欧米流だとすると、日本ではそれに対して患者数は倍以上にもなり、一日あたり約20~30人もの患者さんを診ているのです。
まだまだ、1日あたりの患者数の増加を求めている歯科医師は少なくないと思いますが、わたしはそうではないと思います。1日に治療する患者さんは10人までとし、最も新しい技術で一人一人時間をかけて、丁寧に治療することが大切です。歯科医師会が一つとなり、最新の歯科治療を行なう必要があるのでは…と思います。
さてこの状態を解決するためには、やはり治療費の単価引き上げが一番効果的だといえるでしょう。
現在の歯科治療における利益が欧米くらいまで引き上げることが可能になれば、1日あたりの患者数が、たとえ少数であっても十分に歯科医院を営んでいけます。時間をかけてしっかりと治療できるというメリットもあり、そういう環境に変われば歯科医師過剰とはいえなくなります。